ビタミンCとは
ビタミンCは、化学的にL-アスコルビン酸と言います。
水溶性ビタミンの一種で、美容・健康に欠かせないものですね。
ビタミンCの働き
ビタミンCってどんな風に、美容・健康に良いのでしょうか?
- 還元能力
- コラーゲンの合成に必要
- ビタミンCにはビタミンEを再生させる機能があります。
- 鉄分、カルシウムなどミネラルの吸収促進します。
ビタミンCは、
水溶性で強い還元能力があり、
活性酸素類を消去する働きがあります。
活性酸素は1 日に、
細胞あたり約10 億個発生するといわれています。
これに対し、
生体の活性酸素消去能力(抗酸化機能)が働きます。
しかし、活性酸素は細胞内のDNAを損傷し,
普通の生活でもDNA 損傷の数は、
細胞あたり一日数万から数10 万個になります。
このDNA 損傷はすぐに修復され、
これが、DNA修復と呼ばれます。
加齢や、環境などで、
DNA修復がDNA損傷の発生に追いつかなくなると、
老化、癌化など、
美容と健康に影を落としていくことになります。
ビタミンCが不足すると?
ビタミンCを含まない食事を約60~90日間続けた場合、
体内のビタミンCの蓄積総量が300 mg以下になり、
出血性の障害をもたらす壊血病を発症すると言われてます。
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ビタミンCの摂取
動物の多くは、アスコルビン酸を体内で生合成できるので、摂る必要はありません。
でも、人は、アスコルビン酸を体内で生成できません。
そして、ほかに、ビタミンCを体内で作れないのは、
サルやモルモットなどだけです。
ですから、
必要量を食事などから摂らなければなりません。
成人の1日あたりのビタミンC摂取量の目安
厚生労働省による推奨量(RDA)は100mgです。
ビタミンCと加熱
ビタミンCは熱に弱く、加熱すると、酸化、分解され壊れてしまいます。
ビタミンCをジュースなどで摂ろうとする場合、
ちょっと注意して星野ですが、
それが、濃縮還元ジュースです。
ビタミンCの補給にと、100%ジュースを選ぶ時、
濃縮還元ジュースには、
ほとんどビタミンCは入っていません。
ジュースができる過程で、
加熱殺菌処理が行われるため、
ビタミンCは壊れてしまいます。
スーパーなどで、ジュースを選ぶ時に
成分表を確かめてください。
ビタミンC効果を期待するなら、
別途ビタミンCを添加してあるものを選びましょう。
ビタミンCとストレス
風邪やインフルエンザなどの感染症で、
アスコルビン酸が医薬品として併用されるのは
治癒やストレスで
アスコルビン酸の要求量が増すためです。
これは、喫煙も同様です。
ビタミンCを摂るタイミングは?
どうせなら、効率よくビタミンCを摂りたいですよね。
同じ摂取量でも、空腹時と満腹時では、吸収率や吸収速度が違います。
空腹時は、吸収速度は早いけれど、早い分、過剰分が尿から排出されてしまいます。
逆に、満腹時は、吸収速度が遅く、
その間にビタミンCも消化されるので
消化された分も吸収することができます。
ビタミンCと取るなら、食後をおすすめします。
ビタミンCの吸収率
空腹時:20~50%(平均34%)
満腹時:45~60%(平均52%)
ビタミンC含有量の高い食品
ビタミンCの多い食品は、果物(特に、柑橘系やイチゴ)、野菜、いもなどです。
ただ、ビタミンCは、水に溶けやすく
熱に弱い性質があるので、
水洗いする場合、水にさらしすぎない、
加熱調理するときはさっと炒めるなど
流出が少なく済むようにしましょう。
ジャガイモなどの芋は炭水化物のイメージですが、
ビタミンCも多く、デンプンに守られ、加熱してもビタミンCが壊れにくいです。